クリニックブログ・新ブログ開設のお知らせ|hasegawadental.com

2025年11月15日お知らせ|クリニック情報

2025年11月15日以降、
クリニックブログの更新は、別ドメインサイトのブログで行います。

新しいクリニックブログ・歯科クリニックブログ・お知らせ|hasegawadental-nagoya.com/blog|愛知県名古屋市中区・栄【長谷川亨・歯科クリニック】名古屋栄の歯医者・歯科医院|歯を守る予防歯科|歯をキレイにする審美歯科

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新しいクリニックブログ・歯科クリニックブログ・お知らせ|hasegawadental-nagoya.com/blog|愛知県名古屋市中区・栄【長谷川亨・歯科クリニック】名古屋栄の歯医者・歯科医院|歯を守る予防歯科|歯をキレイにする審美歯科

2025年11月15日以前のブログ記事は【旧ブログ】として引き続き、
このホームページ内に残します。

旧ブログ:https://hasegawadental.com/blog

新ブログで、年末年始の診療日・休診日のお知らせや
このホームページと併用して歯科コラムなどの情報発信に役立てていきます。
長谷川亨・歯科クリニックの新しいホームページ、新ブログをよろしくお願いします。

ようこそ新スタッフ!スタッフ3名の歓迎会

2025年11月14日ブログ


先月より3名の新しい仲間が診療スタッフに加わりました。
歯科医師のダイスケ先生
歯科衛生士の サヤさん
歯科助手の マオさんです。
三名のご入職を 祝って みんなで 歓迎会を行ないました。

お店は栄にある Alan. latin diner & burn   ペルー料理店です。

名古屋でもペルー料理店は珍しいのですが 食材も料理もお酒も どれをとっても 絶品で ペルー料理 が初めての方も多くいましたが みんな 一気に完食しました、

そしてアルコールも進みました 。

3名のとも、既存スタッフと馴染んで 楽しい ひと時を過ごすことができました 。

ダイスケ先生サヤさんマオさん これからもよろしく お願いいたします。

熊谷崇先生の講演会に参加して

2025年11月9日研修会・講習会

10月29日、熊谷崇先生の講演会に参加しました。会場は東京・銀座のデンツプライシロナ株式会社ショールームでした。先生はご高齢のため、現在は一般向けの講演会を控えておられると伺っていましたが、東京勤務の知人からの情報で半年前に申し込み、このたび念願叶って受講することができました。

熊谷先生のご講演はこれまでにも何度か拝聴していますが、一般講演としては約10年ぶりでした。今回も2時間半にわたり休憩なしでお話しされ、その熱量とエネルギーは以前とまったく変わらず、深い感銘を受けました。

名古屋 中区 長谷川亨・歯科クリニック 予防歯科 虫歯予防

思えば私がまだ20代、開業前にアメリカの臨床現場を学ぼうとシアトル(ワシントン州)に約1か月滞在し、その後ペンシルベニア大学で研修を受けた頃のことです。すでに当時から熊谷先生は、独自の予防歯科医療の礎を築くため、アメリカや北欧の研究者たちと積極的に議論を交わしておられました。その情熱的な姿が今も印象に残っています。今回の講演でも、Edwin S. Rosenberg 博士(ペンシルベニア大学)、Roy C. Page 博士(ワシントン大学)、Per Axelsson 博士といった往年の名だたる研究者のお名前を懐かしく拝聴しました。

「名医とは、高度な治療技術を持つ歯科医ではなく、患者さんが治療を必要としないよう導ける歯科医である」――この言葉は、私が開業時に目指した理念と重なります。しかし実際にそれを形にするには、医学的な課題のみならず、社会制度的な障壁も数多く存在します。熊谷先生はそれら一つひとつに果敢に挑み、確実に成果を積み上げてこられた稀有な存在です。その歩みは、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」や「カンブリア宮殿」「未来世紀ジパング」などでも紹介され、社会的にも大きな反響を呼びました。

名医の作った入れ歯で何でも噛めることは素晴らしいですが、自分の歯で噛める喜びには及びません。これは禅語にある「瘡(かさ)・疥(かいせん)を掻く快は、無病の安楽に及ばず(かゆい所を掻くと一時は快いが、“かゆみがない健やかな状態の安らかさ”の方が本質的に優れている)」という言葉を思い起こさせます。どれほど優れた入れ歯やインプラント治療であっても、生まれ持った健康な歯に勝るものはないのです。

この考え方は、埼玉県上尾市で開業されている飯塚哲夫先生の診療姿勢にも通じます。飯塚先生は、虫歯や歯周病を初期の段階で徹底的に治療し、再発を防ぐための口腔衛生管理を徹底されています。数十年にわたり近代口腔科学研究会を主宰し、歯科医療の本質を探求し続けておられる姿勢に、深く共感します。

酒田市における熊谷先生の50年に及ぶ取り組みはまさに驚異的です。2017年の公開資料によると、当時人口約10万5千人のうち約3割が受診し、1割以上が定期メインテナンスに通うとのことでした。さらに今回の講演では、酒田市民の約半数が日吉歯科を訪れているとのお話がありました。
同院の解析では、定期メインテナンスを受ける12歳児のカリエスフリー率が90%以上に達し、5歳から通う子どもでは20歳になっても約9割が虫歯ゼロとのことです。成人においても、長期メンテナンス継続者の75歳時点での平均残存歯数が18本(全国平均は約8本)という結果が示されています。

また、ボー・グラッセ先生(スウェーデン)が提唱した「メディカルトリートメントモデル(MTM)」を基に、検査値や画像をクラウドで患者と共有するシステムや治療プログラムの運用など、実際の診療の工夫についても多くの学びがありました。

最後に、テレビ番組「カンブリア宮殿」で村上龍氏が「良い予防歯科を見つけるには?」と尋ねた際、熊谷先生は次のように答えておられました。
「規格性のある写真、レントゲン、唾液検査、歯周病検査などを通じて、自分の口の中をきちんと理解できるようにしてくれる歯科医院なら、自分の口の“過去・現在・未来”を知ることができます。」
この言葉は、予防歯科医療の本質を的確に示しており、私自身の診療理念とも深く響き合うものでした。

祝!8020達成|達成者のご紹介

2025年10月18日お知らせ|クリニックの取り組み

いまや広く知られるようになった「8020運動」ですが、
当クリニックでは、毎年5名から15名ほどの達成者がいらっしゃいます。

達成者は、かかりつけ歯科医院からの報告をもとに、地方自治体(当クリニックでは名古屋市中区)から表彰されます。

長谷川亨・歯科クリニック|名古屋市中区栄・名古屋市の歯科医|8020運動・80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという目的で始められた、歯の保存運動

お写真のA様は現在87歳で、
27本の残存歯をお持ちの堂々たる8020達成者です。

平成17年(2005年)に初めてご来院されて以来、一通りの治療を終えた後も、
3か月ごとの定期検診を欠かさず受診されてきました。

虫歯や歯周病の早期発見・早期治療により、
85歳を超えた今も、初診時とほとんど変わらず歯とお口の健康をしっかりと保たれています。

人生100年時代といわれる今、A様がこれからも健やかにお過ごしになれますよう、
当クリニックも微力ながらお手伝いさせていただければと思っております。

「8020運動」について

「8020運動」とは、80歳になっても自分の歯を20本以上保とうという目的で始められた運動です。
ヒトの歯は28本(親知らずを除く)ありますが、そのうち20本以上の歯があれば、
ほとんどの食べ物をしっかり噛んで美味しく食べることができます。
そこで、この「20本」という目標が設定されました。
この運動は1989年に厚生省(現・厚生労働省)と日本歯科医師会によって提唱されました。
開始当初の80歳達成者は10人に1人程度でしたが、35年間にわたる地道な取り組みの成果により、
2016年の調査では約半数(51.2%)に、そして2025年(本年)の最新調査では61%の方が達成されるまでに向上しました。

お口に優しい未来の型取り。長谷川亨・歯科クリニックの光学印象とは

2025年10月15日お知らせ|クリニック情報

長谷川亨・歯科クリニックでは、2020年より2種類の光学印象用のスキャナーを導入しています。

長谷川亨・歯科クリニック|名古屋市中区栄・名古屋市の歯科医|光学印象スキャナー・歯の型取り・デジタルスキャン

光学印象とは、お口の中を小型スキャナーで撮影し、歯の形をデジタルデータとして記録する新しい「型取り」の方法です。

従来のように、印象材が固まるまで待ったり、石膏模型を作製したりする必要がありません。
よりスムーズで快適な治療体験を提供できるのが特徴です。

 

長谷川亨歯科クリニックで導入しているのは次の2つの機種です。

プライムスキャン(PrimeScan)
プライムスキャン|長谷川亨・歯科クリニック|名古屋市中区栄・名古屋市の歯科医|光学印象スキャナー・歯の型取り・デジタルスキャン

アイテロ(iTero)

アイテロ(iTero)|長谷川亨・歯科クリニック|名古屋市中区栄・名古屋市の歯科医|光学印象スキャナー・歯の型取り・デジタルスキャン

 

プライムスキャンは主にクラウン(被せ物)やインレー(詰め物)などの補綴治療に、
アイテロはマウスピース矯正(インビザラインなど)に使用しています。

現在は、自費診療と保険診療の一部で光学印象を活用していますが、将来的には型取りの多くがこのデジタル方式に置き換わっていくと考えられています。

光学印象のメリット

1. 快適性の向上

従来の粘土のような材料を使わないため、嘔吐反射が起こりにくく、不快感が大幅に軽減されます。

2. 時間の短縮

スキャン自体は数分で完了。従来よりも型取り工程がスムーズになり、治療全体の時間短縮につながります。

3. 高精度・高再現性

スキャンデータはデジタルで保存されるため、型取り材や石膏模型の変形・経時変化の影響を受けません。
その結果、より精密で安定した補綴物の製作が可能になります。

 

💡これからの型取りは、より快適で精密なデジタルの時代へ。
患者さんにとっても歯科医師にとっても、安心で効率的な治療環境が整いつつあります。