日本臨床歯周病学会第42回年次大会 1
こんにちは。歯科衛生士の澤井です。
6月15、16日に開催された日本臨床歯周病学会第42回年次大会に参加させていただきました。
初めての参加でしたが、学んできたことを書かせていただきたいと思います。
私が聞いた中で印象深かったのは〈歯科衛生士の視点で診るエンドペリオ〉という講義です。
エンドペリオとは歯の中にある根っこの中に問題(細菌感染)があって、それが歯の周りに 病気を引き起こす(細菌感染を広げて歯周病にする)、もしくはその逆のことも言います。
私たちは国家試験を受ける上でエンドペリオについて勉強し知識としてはあるものの、つい深いポケットがあれば原因は歯周病とし、それに対する処置をしてしまいたくなります。
皆さんも歯科で歯ぐきのポケットが深いと言われたら、まず想像するのは歯周病ではないでしょうか。
勿論診断は歯科医師が行いますが、歯科医師との連携の中で歯科衛生士がエンドペリオを理解していれば、病変の兆候により早く気づき、歯科医師への情報提供を的確に行う事ができ連携がより密度の濃いものとなり、患者さんへの説明や診療の幅も広がると思われます。そのため歯科衛生士もエンドペリオ病変について包括的に理解し、洞察力を養っていきたいです。
学会に参加させていただき、勉強する機会を与えてくださった院長先生ありがとうございました。