歯科学術研究会 口腔内スキャナーとデジタル化
令和2年9月13日(日)
愛知県保険医協会の歯科学術研究会が
名古屋市中区の保険医協会伏見会議室でありました。
講師は天野錦治(北名古屋市 アマノ歯科医院院長)先生です。
口腔内スキャナー臨床 ~デジタル化とその取り扱いと今後の展望
がテーマでした。
口腔内スキャナー(光学印象)は歯の治療でよく行われる
型取り(歯を作るための模型作りに必要です)をデジタルで行う技術です。
型取りは、喉が苦しくなる方には苦痛なモノですが、
これによって光を当てるだけで型取りが行えます。
また、模型を作ることなく最終的な人工の歯を作製できるので、
操作上の誤差を減らすことができますし、実際の歯型模型を保存する必要も無く
(デジタルデータで保管されます)、製作過程を単純化することができます。
当院でも導入を考えていますが、
各メーカーによって特徴が異なることと、
まだ実際に使用している歯科医院のデータが多くないため、
慎重に当院の治療状況にあった器具を選別したいと考えています。
歯の治療は手作業が多く、デジタル化されにくい分野ではあるといわれておりましたが、
技術革新により術者、患者さん双方にメリットをもたらされるのは喜ばしい限りです。