副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)についての セミナー
9月26日、副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)についての セミナーに参加しました。
講師は名古屋市千種区のアルゴメディカルサロン院長小倉行雄先生(医師 )です。
副腎は、左右の腎臓の上部にあるホルモン分泌器官で、
ストレスに対処するホルモン「コルチゾール」をはじめ、
生命の維持に欠かせない様々なホルモンを分泌する器官ですが、
ストレスによりコルチゾールが過剰に分泌される状態が続くと、
副腎が疲れて必要なときに十分な量を分泌できなくなり、
ストレスと闘えなくなる。
この状態を『副腎疲労(アドレナル・ファティーグ)』と呼ぶそうです。
正式な病名ではなく、欧米や日本のような先進国でもまだ深く認知されていない病気ですが、
副腎疲労になると、炎症を抑えられず
疲労感や様々な不調が出やすくなると言われています。
例えば、副腎から分泌されるコルチゾールは血糖値や血圧のコントロール、
免疫機能や神経系のサポートをつかさどるため、
副腎疲労を起こして分泌がうまくいかなくなると、
生活習慣病やうつ症状、花粉症などのアレルギー症状、
橋本病やバセドウ病などの自己免疫疾患を発症することもあるとの事です。
ここでいうストレスには、精神的なストレスだけでなく、
大気汚染や食品の添加物、気温の変化、食生活の変化、
持病や感染症など、体内で炎症を起こす恐れのあるもの全てが含まれ、
歯科で使用されるかぶせものや詰めものの金属が、
副腎の機能と関連するとのことです。
歯やお口に問題が無いのに、不定愁訴を訴えられる患者さまへの
対処法の1つとして考えたいと思います。