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歯内療法の学術講習会

 7/13(日) ワールドカップ3位決定戦(ブラジルvs オランダ)が早朝行われた日でしたが、午後から講習会がありました。

大阪歯科大学同窓会愛知県支部主催の学術講習会で、
講師は 石井宏先生 (東京都開業)
演題は 「歯内療法専門医が考える保存と抜歯の基準」 でした。

石井先生は、日本でも少ない歯内療法専門医で、歯内療法専門の診療所を開業しています。
ちなみに名古屋には歯内療法のみ専門で行っている歯科医院はありません。
(愛知学院大学歯学部付属病院には歯内治療を専門に行う診療科があります)

ところで、歯内療法とは歯の神経(根管)の治療です。

・虫歯が進んで、神経抜いたり
・歯の中に膿がたまって、腫れてきたり
・虫歯を放置しておいて、歯に大きな穴が開いてその中が感染したり

したときに行われる治療です。

end

歯内療法は、とても手間と時間がかかる治療で、
患者さんが歯科を受診して

「1本の歯を治すのに、一体何回通わなければいけないんだ!!!」

と感じたとしたら、それは歯内療法を行っていることが多いです。

歯内療法はホントに細かく地味な治療ですので、歯科医師にとっても大変なのですが、
これをキチンと行うかどうかで、その後の 「歯の持ち」 が全く変わってきます。

この治療を時間をかけて徹底して行う事は、良い結果を導きますので、何回も通院するのは大変ですが、歯内療法受診の際は、どうかご協力お願いします。

約2時間の短い講演でしたが、外科療法や抜歯の判断基準など、専門医ならではの示唆に富んだ、意義深い講習でした。