第32回 日本臨床歯周病学会に参加して 2
先日の6月21、22日に第32回日本臨床歯周病学会に参加してきました。今年の会場は名古屋の国際会議場でした。
初めての参加でとても緊張しましたが、たくさんの歯科衛生士さんの講演、発表が聞けてとても勉強になりました。
今回のテーマは『再生へのかけ橋~成功への道しるべ』でした。再生医療についてです。
多くの講演の中でも、私が興味を持った講演は名古屋大学大学院医学系研究科循環器内科学特別講師の柴田玲先生による″メタボを学んで歯も健康に”という講演でした。
メタボリックシンドロームと歯周病が関係していることみなさんはご存知でしたか?
そもそも、歯周病は肥満の人に多いそうです。そして心疾患で死亡した人は歯周病の重度な患者が多いというデータがあります。
つまり、適度なカロリー制限が大切ということです。カロリーを制限することは長生きにも繋がります。また認知症にもなりにくくなります。
これらの予防は簡単で、よく噛むこと、ゆっくり食べることでメタボリックシンドローム予防できるそうです。食べる早さも関係するということですね。これほど近い関係にあったということに驚きました。
歯周病という生活習慣病はお口の中だけではなく全身に関わってくるということが改めてわかりました。
今回の学会で学んだことを今後に活かしていきたいです。
歯科衛生士 雪山つばさ