AAPアメリカ歯周病学会に参加しました 5
ゴーストツアー続き)
そんなことを3時間半ほど繰り返すと、いよいよツアーも終わりに近づきます。
最後に中国人の墓地で「皆、怖いと感じたか?恐怖よりも心地よさや安心感を感じた者もいるはず。霊は邪悪なものもあるが、敬意をもって接すれば皆を守ってくれる霊もいることが理解できたのではないか(訳:長谷川。英語聞き取り能力の不足により正確かどうかは不明)」というような、まとめをして、最後に参加者全員の勇気に拍手を送り(このとき初めて皆から少し安堵の笑い声が・・・)、無事ツアーは終了しました。
さて、長谷川の心霊写真撮影の結果は・・・・・途中から撮りまくったため、撮影枚数が300枚を超え、まだ確認作業を進めています(ほとんど真っ暗です)。何か写っていたら、また、ご報告させていただきます。
(ツアーにご興味のある方に・・・説明は英語だけですが、英語が聞き取れなくても十分楽しめると思います。小さいお子様は参加できません)
ハワイコンベンションセンター
ということで、AAP報告よりツアーの報告が多くなってしまいましたが、アメリカの学会は日本と比べ、ドライな印象があります。つまり、変な仲間意識というか、閉鎖的なところがなく、もちろん学会における学派の派閥というか、人のつながりやしがらみは、きっとあるのでしょうが全体的に誰でも公平に参加でき、発言できる機会が与えられています。
それと、参加費はかなり高いのですが、設営には十分な資材や人材が投入されていて、学会期間を通して快適に過ごすことが出来ます。「費用設定は高くするが、それに見合ったモノを提供する」という姿勢が徹底していて、参加する者もそれを承知して参加するのですが、長年に亘って学会が運営され続けていることは、それに見合ったモノを提供し続けている証なのでしょう。
歯科分野は、医科とは異なり、全く新しい病気や治療法が出にくい、つまりイノベーションが起こりにくいので、どうしてもテーマが限局されたりマンネリ化したりしやすいのですが、それでもまだ歯周病学は新しい課題についての研究の余地があるように感じています。日頃の臨床から一歩下がって、全体を俯瞰し自分の臨床の方向性を定める意味でもまた参加したいと思います。