レジンによる修復 ~ キレイな歯にしましょう
小さな詰め物 ~ レジンによる修復
虫歯で歯の表面に穴があいている場合、放置すると深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。レジン(合成樹脂)治療は、虫歯を削り取り、白い材料(レジン)で詰める治療法ですが、虫歯を治療するために最も一般的に行われている方法の一つです。この方法は、痛みを軽減し、歯の機能と外観を回復するために有効です。
ただし、どれだけ自然な感じで詰めることができるかは、歯科医師の技術に大きく左右されます。
熟練した歯科医師は、虫歯を取り除き、レジンで詰める際に、周りの歯と同じような自然な仕上がりを実現することができます。これにより、患者さんは口内環境を改善し、快適な生活を送ることができるのです。
虫歯治療として行うレジンによる修復は保険で行えますが、美容のみを目的とした修復処置は保険外となります。
レジン治療の実例
症例 1 | |
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レジンと矯正治療で治した一例です。 治療期間は約3カ月。レジン治療は保険適用。 矯正治療は自費診療です。 | |
Before | After |
歯と歯の間にスキ間があります また、詰め物も表面が劣化しています | 矯正治療でスキ間を閉じた後、劣化したレジン充填をはずし、再度レジン治療できれいに仕上げました |
症例 2 | |
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レジン充填は歯の表面を簡単にキレイにすることができますが、時間が経つにつれて表面形状が傷んだり、 変色したりすることがあります。このような場合は、再度レジン充填を行うことで改善することが可能です。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
表面が凸凹し、矢印部分の表面形状の改善が必要です | 表面がスムーズになり色合いも改善されました |
症例 3 | |
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症例2同様、変色したレジンの再治療です。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
レジン表面の色が変色しています | 周囲の色と同じ色調に改善されました |
症例 4 | |
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歯の先端が欠けた場合の治療です。 噛む時の力が加わらない場所であればレジ治療が可能です。 レジン治療は強度に限界があるため、強く噛む場所には適用されません。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
矢印の部分の歯がかけています | レジンで修復致しました |
症例 5 | |
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歯の先端が欠けた場合の治療です。噛む時の力が加わらない場所であればレジ治療が可能です。 レジン治療は強度に限界があるため強く噛む場所には適用されません。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
矢印の部分の歯がかけています | レジンで修復致しました |
症例 6 | |
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歯と歯肉の境目が、凹んでくることはよくあります。原因は歯ブラシによる場合と、強い噛み合わせによる場合があります。 この凹みは、知覚過敏の原因となることが多く、知覚過敏に対する治療としてレジン治療を行うこともあります。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
矢印の部分の歯と歯肉の境目が凹んでいます | レジンで修復致しました |
症例 7 | |
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歯の表面が、白濁して気になる場合も、レジン修復の適応症です。 このレジン治療は保険適用ではありません。(保険外です)治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
丸印の部分に変色が見られます。 | レジンで修復致しました |
症例 8 | |
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最近の接着技術の進歩により、今まで困難とされてきた、冠の周りの修理が可能になりました。 レジン治療は保険適用。治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
矢印の部分の被せ物の周囲に隙間ができ変色が気になります。 | レジンで修復致しました |
症例 9 | |
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少しの隙間でしたら、レジンでふさぐことができる場合もあります。 このレジン治療は保険適用ではありません。(保険外です)治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
矢印の部分に隙間があります。 | レジンで修復致しました |
症例 10 | |
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虫歯があり、更に歯の先端が欠けた場合の治療です。 レジン治療は強度に限界があるため強く噛む場所には適用されません。 治療のための通院回数は1回です。 | |
Before | After |
青矢印の部分は虫歯です。白矢印の部分は歯がかけています。レジンでの修復が可能です。 | レジンで修復致しました |
レジンの治療は表面の仕上げが最も大切です
当院では、
顕微鏡(マイクロスコープ)
を使って、表面を仕上げます
この記事の筆者
長谷川 亨(はせがわ とおる) 歯科医師 博士(歯学)
1959年 愛知県名古屋市生まれ。 愛知学院大歯学部歯学科卒業。
スカイル福与歯科等研修をへて1988年長谷川亨歯科クリニック開院
現在 同クリニック院長 (有)長谷川ビル 代表取締役
論文
・歯周炎患者歯肉の電子顕微鏡的研究 ―固有層の炎症層の特徴について― 愛院学院大学歯学会誌
・実験的歯の移動に伴う歯槽骨骨改造活性の動的把握の試み ―鉛生体染色法を用いて― 松本歯学
・ヒト歯肉組織の肥満細胞 免疫組織科学的研究 松本歯学 他