e-max(イーマックス) のセミナー
10月27日 日曜日は
当院でも、最近頻繁に使用しているセラミックスクラウン、e-maxの講習会に参加しました。
講師は 歯科技工士の城山幸助先生(神奈川県 開業)でした。
e-maxとは、新しい(といっても当院では2年前より使っています)タイプのセラミックス冠で、材質はケイ酸リチウムです。耐久性が従来のオールセラミックス冠とくらべ、抜群に強いのが特徴です。
強いだけでなく、セラミックスの粒子が細かいため、研磨でのツヤがでて、調整後も表面がきれいですし、セラミックスの 「硬すぎる」 という欠点も若干緩和されています。
ステイニング法や レイアリング法 といった技法で作られるのですが、歯科技工の製法によって、材料の特性も変わってくるので、歯科医師である私が聞いても、とても為になる、というか、従前の知識を整理できてとても良かったです。
e-maxの新たな可能性として
Thin veneers・・・・・ 超薄いラミネートベニア(歯の表面に貼り付ける治療法) や
Table top・・・・・ 酸蝕症などで、摩耗した奥歯の噛み合わせ面の修正
への応用は興味深いものがありました。
また、インプラントへの応用についてもお話があり(当院ではすでに使用しています) 密度の濃い、とても有意義なセミナーでした。